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MRIで異常あり!!

執筆者の写真: かみいし たかゆきかみいし たかゆき

腰が痛くて足がしびれる患者さんは、MRIを撮影することがよくあります。


しびれる」と言うことは「神経」が絡んでるわけで、レントゲンだけだと「神経」は見えないからです。


神経」を見るためにMRIを撮影する。



レントゲンで分かるのは、あくまで「」。


骨の変形とか、骨がずれているとか、骨の異常はよく分かります。


骨に異常があれば、そのすぐ近くを通る「神経」を圧迫したり、狭窄が起きたりすることは、容易に想像できます。



でもやっぱり直接見えた方が話しが分かりやすいです。



MRIでは神経が見えます。


も見えます。


の中の骨髄も見えます。


血管も見えます。


椎間板も見えます。



ある意味、見えすぎてしまう部分もあるかと思います。



今ある症状とは全く関係の無い、別の異常所見が見えてしまう。




しかも面倒くさいのは、MRIの異常所見と症状が一致しないことです。



MRIでは背骨の神経がすごく狭くなっていて、これは足がしびれそうだなーと思っても、患者さんは全然しびれてなかったり。


背骨がすごく曲がっていて、腰イタそうだなーと思っても、患者さんは全然腰を痛がってなかったり。


MRIではスゴい異常があっても、患者さんには大した症状がないことも多々あります。



そしてその逆も。



MRIでは大した異常に見えなくても、患者さんには強烈な症状を出したり。



難しいです・・・・



やっぱり大事なのは症状



答えは患者さんの中にある!!」常に呪文のように唱えています。



患者さんの症状に耳を傾け、その訴えを聞き漏らさないような診療を心がけたいと思います。




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