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7月8日(土)休診です

執筆者の写真: かみいし たかゆきかみいし たかゆき

7月8日(土)は日本整形外科超音波学会に出席するためクリニックはお休みとさせていただきます。


理学療法士/作業療法士のスタッフも参加できる人は参加して研修する予定です。


超音波の勉強をしてきます。


みなさま、ご迷惑をおかけして申し訳ありません。




今、整形外科では超音波が大ブームです。


大ブームと言うかスタンダードになってきています。


とくに若手の整形外科医にとって超音波(エコー)は必須のアイテムとなっています。


私も超音波はとても有用だと思って診察で使っています。



普通、整形外科に来た患者さんが膝が痛い・肩が痛いと言ったときに、「とりあえずレントゲン」と言うのは良くある光景です。


膝ならレントゲンで軟骨がすり減っているとか分かるのでそれなりに有用ですが、肩の場合はほとんどの人が大きな異常なく、「骨は大丈夫です」と言われます。


しかしエコーで肩を見るとレントゲンで見えない骨以外の腱板や上腕二頭筋、三角筋、関節液、神経、血管、いろいろな物が見えてより診断に近づくことが出来ます。



痛みが強くて注射を打つ時にもエコーを使うとよりピンポイントで狙ったところに注射ができて、その効果を高めることが出来るのではと思っています。




とくに当院にあるCanon Alpio αというエコーは、微小な血管を描出する能力が高く、炎症部位(痛みの原因となる場所)の特定に優れています。



エコーで病変部位を特定して、エコーを見ながら注射で狙う



うちのエコーはとても優秀です。




そして最近は理学療法士さんたちもエコーを使用するようになっています。


今まで見えなかったものが見えてくる、エコーはとても有用です。




ただし、エコーをただ当てればよいというわけではなく、解剖の知識が無いとエコーの画像が分からないし、触診で痛いところを確認してエコーを当てる、そしてエコーでより詳しく診るということが大事です。



やっぱり患者さんを触って、自分の指で感じながら診察することが一番大事で、エコーはあくまでその確認やさらなる発展っであって、一番の基礎は触診だと思っています。



学会で学んだことを日常の診療に生かして、さらに患者さんに良い医療が提供できるようにしたいと思います。



お休みでご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。





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