なるべく多くの患者さんと接したい、話を聞きたい、直接触って診察して初めてわかることもたくさんあります。
・できるだけたくさんの患者さんを診たい
・一人ひとり、できるだけじっくりと時間をかけて診察したい
相反する命題です。
医師は私一人、診療時間も決まっています。
限りある中で、いかにたくさんの患者さんのことを、どれだけじっくり診察できるか。
「レントゲンで異常ないから痛み止めと湿布ね」こんな診療はしたくありません。
一つ一つ原因があり解決策があるはずです。
高いレベルで効率よく診療を行う必要があります。
キーワードは効率です。
そのために、かみいし整形外科クリニックでは診察室が3つあります。
医師は私一人。
患者さんは膝が痛い人、腰が痛い人、歩くのがゆっくりな人、診察室に入ってきて痛いところを出すために洋服をまくるだけでも、相当時間がかかります。
また、症状について話したいことがたくさんあると思います。
しかし、医師として患者さんから聞きたいことと完全に一致しているわけではありません。
診断・治療にダイレクトに進むために、患者さんの訴えに上手にフォーカスすることが大事です。
話が長くなりましたが、ここでメディカルクラークさんの登場です。
様々な定義があると思いますが、当院では医師の診療補助全般を想定しています。
問診票をカルテに転記しておく
患者さんを招き入れる
移動の介助をする
まず患者さんの話を聞いてみる
痛いところを診察しやすい状態に準備してもらう
医師が問診していることをカルテに記載する
医師が診察した所見を同時進行でカルテに記載する
医師の指示通りに検査のオーダーを入力する
患者さんの移動の介助、案内
(メディカルクラークさんのメインの仕事は太字になると思います)
3つの診察室にどんどん患者さんを招き入れて、メディカルクラークさんに医師が診察するまでの準備やカルテ記載をしてもらい、医師はカルテを書くためにパソコンを見るのではなく、常に患者さんの方を見て、診察したり話を聞いたりすることができます。
一人の診察が終わったら、私は次の部屋へ。
そして、また次の部屋へ。
一人が終わったら次の患者さんを招きいれて、また診察準備をしておいてもらう。
このようにして、メディカルクラークさんのおかげで医療の質を落とすことなく、効率の良い診療ができるのではないかと考えています。
もちろん、医師の診察の準備をすべてメディカルクラークさんがやるのではありません。
受付さんや看護師さん、場合によっては理学療法士さんにも診療補助をして頂くことがあります。
臨機応変にみんなで協力して、効率の良い診療ができたらと思ってます。
なかなか難しい課題ですが、「Speedy&Happy」を目指して頑張ります。
※ただしあくまでも患者さんがたくさんいらしたらの想定で、患者さんが少なければ、ふつーに私一人でゆっくり診察できてしまいます。
腰痛・肩痛・膝痛など、なにか体が痛くてお困りの際は、ぜひかみいし整形外科クリニックを受診してください。
診察室3つ開けてお待ちしています。
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